印鑑作家の書架【鳥蟲篆大観】

【印鑑名人戦】高度な彫刻技術と豊かな感性を併せ持つ稀代の印鑑作家3人が、己の腕と誇りを賭けて挑む技と美の競演。
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鳥蟲篆大観/東京堂出版
鳥蟲篆大観 丸山楽雲編/東京堂出版 1988年発行
秦が統一する前の春秋戦国時代、中国全土にはいくつもの
都市国家が割拠していました。諸侯の君主は大金を投じて剣や矛
などの自分専用の武具を作らせました。それらに鋳込まれた、
華美な装飾を施した文字が「鳥蟲篆」とよばれる古代文字です。
つまりこの「鳥蟲篆」は言わば、王族や覇者のための武具や器物に
鋳造される銘文専用文字だった、と本書の編者は書いています。

この「鳥蟲篆」は文字というよりむしろ紋様に近い気がします。
■唐草模様のように文字線がくねくねと巻かれている
■文字線の先端・末端に鳥の頭の形が付されている
■文字線の末端が蛇の舌のように2つに割れている
■文字の中に魚の形がある
など、文字によってその特長はさまざまですが、他には類を見ない
強烈なまでの印象を与える装飾文字であることは確かです。

左の表紙にポインタを乗せると「門」字の項が見られます。
そこにあるのはきらびやかな装飾が施された「門」字の数々。
まるで海外セレブの豪邸によくある、ホンモノの門のようです。

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