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秦が統一する前の春秋戦国時代、中国全土にはいくつもの
都市国家が割拠していました。諸侯の君主は大金を投じて剣や矛 などの自分専用の武具を作らせました。それらに鋳込まれた、 華美な装飾を施した文字が「鳥蟲篆」とよばれる古代文字です。 つまりこの「鳥蟲篆」は言わば、王族や覇者のための武具や器物に 鋳造される銘文専用文字だった、と本書の編者は書いています。 この「鳥蟲篆」は文字というよりむしろ紋様に近い気がします。 ■唐草模様のように文字線がくねくねと巻かれている ■文字線の先端・末端に鳥の頭の形が付されている ■文字線の末端が蛇の舌のように2つに割れている ■文字の中に魚の形がある など、文字によってその特長はさまざまですが、他には類を見ない 強烈なまでの印象を与える装飾文字であることは確かです。 左の表紙にポインタを乗せると「門」字の項が見られます。 そこにあるのはきらびやかな装飾が施された「門」字の数々。 まるで海外セレブの豪邸によくある、ホンモノの門のようです。 |
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